睡眠中のグルコースと心拍から個人内の代謝変化を捉える

大阪大学大学院基礎工学研究科の清野健教授らと当社との共同研究成果を、2026年6月5日から7日まで仙台市で開催された「第65回日本生体医工学会大会」で口頭発表しました。

本研究では、スマートフォンアプリ「IntaHealth」と、持続血糖測定器「FreeStyle Libre」、スマートウォッチ「Fitbit」を使用し、日常生活における睡眠中の血糖値と心拍数を記録・解析しました。一般的な血糖管理の指標であるTIR(血糖値が目標範囲内に収まっている時間の割合)は、健康な人では高い値になりやすく、体の小さな変化を捉えにくいという課題があります。
そこで、健常成人7名について、約1年の間隔を空けて測定した2回分のデータを比較し、さらに別の23名のデータとも照らし合わせて分析しました。その結果、TIRに大きな変化がない場合でも、睡眠中の血糖値のピークや心拍数が高めに変化している人がいることが分かりました。血糖値と心拍数を組み合わせて見ることで、これまでの指標だけでは分かりにくかった体の変化を捉えられる可能性を示唆しました。
今後は、より大規模なコホートを対象とした検証を行い、有効性と汎用性の確立を目指します。

発表情報
演題名:睡眠中グルコースピークと動的指標が示す個人内代謝変化
著者:李 俐(インタセクト・大阪大学)、西中 芳幸(インタセクト)、譚 玉峰(インタセクト)、李 信英、大津 創、清野 健(大阪大学)
関連リンク:第65回日本生体医工学会大会

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