SIサービス事業(System Integration)
上流の要件定義工程から総合テスト・システム導入までを幅広くご支援させて頂きます。
お客様のご要望に応じたプロジェクト体制を構築し、当社の強みである高品質のサービス提供を実現します。

目次
当社の強み
金融システム開発
証券・銀行などの金融会社の基幹システムの開発は、非常に難易度の高い業務知識と高い品質が求められます。
2000年の会社設立以来、当社は数多くの金融系システムの開発を手掛けてきました。


オフショア開発
2002年に四川省の成都でオフショア開発をスタートして以来、数多くの大規模プロジェクトを経験してきました。
オフショア開発というと品質面で不安を持たれるお客様もいらっしゃると思いますが、品質を重視される金融機関のシステム開発を野村総合研究所のもとで長年経験する事で、品質面では絶対の自信があります。
eパートナーに認定
当社は、20年以上に渡り最大の顧客である野村総合研究所様のもとで金融系を中心としたプロジェクトを数多く手がけてきました。
2019年には野村総合研究所様で特に専門性の高い業務ノウハウ等を持つ協力会社としてeパートナーに認定されました。

プロジェクト事例
大手金融機関システムの統合
大手金融機関の合併に伴う移行プロジェクトの始まり
大手金融機関の合併に伴って、大規模な勘定系システムの統合が必要となった。
非存続会社の業務データを全く異なる構成や仕組みの存続会社のシステムへ全て移管するという非常に難易度の高いプロジェクトであった。
当社はこのプロジェクトを受託したSierから打診があり、このプロジェクトを引き受ける事となった。
手探り状態でのプロジェクト着手
Sierも当社も合併する双方の大手金融機関のシステムの詳細は把握しておらず、まずは両システムのコンセプト・構成・データ保持の仕組みなど様々な情報を調査する事から開始し、その上で移行先へのデータをどの様に作成するかをSierとともに綿密に検討した。
移行データを作成する上で、他にどの様なインプットが必要か等先が見えない事が多い、手探り状態でのプロジェクト着手であった。
非常にタイトなスケジュールでのプロジェクト遂行
当社は大手金融機関のシステムはもちろんの事、業務要件の理解から始める必要があった。
移行先に必要となる移行データの仕様の理解、移行元となるデータベース、ファイル、帳票などの理解を行い、その上で双方システムの業務項目マッピングなどを猛スピードで行っていった。
しかし、Sierも当社も合併双方のシステムを完全に理解できているわけではなく、品質重視の観点からは疑問点を一つ一つ解消する必要があったが、金融機関のマイルストーンで定義されているテストフェーズに間に合わせる為には、仮に決定した設計のままで製造に着手しなければならない非常にタイトなスケジュールであった。
Sierと当社は製造に着手後も仮に決定した設計で変更が必要となったものを随時対応し、品質とスケジュールを守る為に当社は最大80名の要員を投入した。
大手金融機関の期待に応えるプロジェクトの完遂
非常にタイトなスケジュールの中製造を終了し、金融機関も含めたテストに入ったが、業務的観点でも特に大きな問題もなく、金融機関からも品質として問題ないとの判断を頂いた。
両金融機関の業務知識がない状態でのプロジェクト着手であったが、業務要件の理解と設計を同時に実施し、無事統合本番当日を迎える事となった。
このプロジェクトは、当社にプロジェクトを委託したSierからもその年の優秀なプロジェクトとして表彰をして頂いた。
レガシーシステムの再構築
レガシーシステム再構築プロジェクトへの参画
構築してから20年以上が経過しており、システム保守の難易度が高くなっている金融システムを再構築する話がSierからあった。
このシステムはSierが過去何度も再構築を試みたが、システム対応を繰り返すうちに設計書とソースコードの整合性が取れなくなっている部分もある事から思うような結果が得られていないとの事であった。
当社はSierに過去の実績を評価頂き、他ベンダーとともに当該システムの解析に参画させて頂ける事となった。
非常に難易度の高い債券系システムの全面再構築への挑戦
金融システムの中でも特に難易度の高い債券系システムの再構築に最初に着手する事が決定した。
現在の設計書が必ずしも正しくない事から、Sierは現行システムのプログラムを完全に分析し、そこから設計書を起こす事を選択した。
約1年をかけてプログラム解析を行った結果、当社のアウトプットを評価頂き、上流設計以降の工程をメインで担当できる事となった。
ただ、非常に難易度の高い業務を1から再構築するという過去に経験のないプロジェクトで当社にとっても大きな挑戦であった。
苦難の連続であった設計・製造工程
新システムでは全く現行(商品分散型の構成)とは別の方式(機能分散型の構成)で全て作り直すプロジェクトとなった為、必要な業務要件や機能要件などを全て理解する必要があり、それに応じたロジック設計や実装を実現することが求められた。
この為、設計・製造工程には1年間という期間を要したが、テスト工程では本番リリース可能な品質である事がSierによって確認された。
驚きの本番リリース
テスト完了時点では本番へ安心してリリース出来る品質と判断されていたが、Sierでは過去に何度も苦戦した経験から本番リリースに向けては心配の声が多く聞こえた。
こういった中本番リリースを迎えたが、Sierの心配の声に反して大きな障害もなく無事に新システムへの移行が完了した。
Sierの中でも驚きの結果であった。
当社は解析からリリースまで約3年を要したこのプロジェクトを、当社の強みであるオフショアを中心に実現した。