Achievements

経営者の訪日研修ツアーが京都の織物企業を訪問し、体験を通じた購買促進を実現。伝統の価値を伝える交流機会を実現。

岡文織物株式会社 様
実施の背景・経緯

中華人民共和国での繊維・アパレル関連の業種に関わる経営層を対象に、創業300年を超える京都の織物企業・岡文織物株式会社を訪問するアテンドツアーを2023年5月29日(月)に実施しました。
このツアーは、当社が展開している中国向け越境EC施策をきっかけに実現したもので、当時コロナ禍からのインバウンド需要の回復局面における取り組みとして位置づけられておりました。

実施内容(中国向け越境ECモールを通じた訪日誘客)

越境ECモールは、コロナ禍で訪日が難しい中でも京都の企業の商品を中国の方に購入してもらえるよう、地域金融機関の協力のもとで運営を開始しました。
同モールでは、インフルエンサーを使った出品商品の認知度向上や販売促進だけにとどまらず、観光需要の回復を促し、アフターコロナで訪日する観光客に京都を将来の旅行先として検討してもらえるように、実際に京都に訪れないと体験することができない“体験(コト)”に関する情報発信も行ってまいりました。この取り組みが中国の旅行会社の目に留まり、京都の歴史ある織物企業・岡文織物を訪問するアテンドツアーの企画・開催につながりました。

本アテンドツアーには、主に中国の繊維・アパレル関連の業種に関わる経営者を中心に、およそ30名の方にご参加いただきました。訪問先企業の岡文織物は、今年で創業333年を迎える京都でも有数の歴史ある織物企業です。中国ではQRコード決済が主流である状況も踏まえて、岡文織物には今回のツアー開催にあわせて当社のQRコード決済ゲートウェイ「IntaPay」のWeChat PayとAlipay+を導入していただきました。

現地で普及しているQRコード決済ができる環境を整えておくことによって、アテンドツアーの参加者がその場で気に入った商品を購入しやすくなります。
ツアー当日は、参加者にその場でショッピングをしていただき、数十万円する高価格帯商品の販売にもつながりました。また今回、繊維・アパレル業界の経営者が参加していることもあり、岡文織物が京都有数の織物企業として300年以上存続していることに対する経営者目線での質問や、伝統を継承しつつも近代技術を取り入れて生産していることに対して、多くの参加者が興味や関心を持たれていました。

ツアー当日にご購入いただいた商品
アテンドツアーの概要

開催日時:2023年5月29日(月)
訪問先企業:岡文織物株式会社
ツアーの対象:中国の繊維・アパレル関連の業種に関わる経営層 等
ツアー参加人数:約30名

(左)ツアーにご参加いただいた方の当日集合写真 (右)京都の織物企業・岡文織物訪問の様子

岡文織物株式会社 様へのインタビュー・実施3年後の後日談 (2025年10月ヒアリング)

「御社からの中国の方のツアーを受けて以降、海外のみならず、国内も経営者の方々や団体の方のツアーが確実に増えています。
弊社社長の講演会+ツアー+販売会が定着し、販売会では売れるもの売れないものも明確になってきました。」